フコイダンの基礎知識


食の健康志向が、食生活の一つの大きな流れとなっています。多くの健康食品が市販されていて、人々の食に対する意識の高さがそこに見てとれます。そして、今、注目されている健康食品としてフコイダンがあります。このフコイダンは主に海藻に含まれる、「ぬめり」の成分なのです

モズクフコイダンはモズクやコンブ、ワカメなど身近な海藻に含まれていますので、日本人はフコイダンを日頃から無意識に摂取していることになります。食品のモズク1キロに対してフコイダンはわずか10g程度しか抽出できないといわれていますが、日本人は海藻が食卓に出やすい和食文化がありますので比較的他国より摂取する機会が多いと言えます。

食品のモズク1kgからわずか10g程度しか抽出することができないのがフコイダンです。

また、平安時代の書物にも、海藻類の効果についての記述があり、古くからフコイダンの効能について認識があったようです。

このフコイダンは1913年に発見され、当初は「フコイジン」と呼ばれていましたが、その後、フコイダンとなりました。フコイダンは海藻類に含まれるのですが、実は褐藻類だけにしか含まれていません。褐色を帯びた海藻類は、先に述べたように日常的に食べられているもので、日本人の健康を長く支えてきた食品と言えるでしょう。この褐藻類だけに含まれるフコイダンの研究は、現在多くの機関で行われていて、様々な機能が分かってきています。具体的には、抗ガン作用やウイルスに対しての細胞保護などですが、まだまだ未知の部分も多く、更なる研究結果が待たれている成分なのです。

 

フコイダンとその作用

褐藻類に含まれる、いわゆる「ぬめり」の成分であるフコイダンは、身体に様々な効果をもたらしてくれています。その中で最も知られているものと言えば、免疫力を高める効果でしょう。フコイダンを摂取すると、リンパ球が活性化し、がん細胞やウイルスなどを攻撃すると考えられています。

免疫力また、フコイダンはアレルギーに対しても効力を持っています。身体の中で、免疫力のバランスを整えてくれるよう作用します。免疫力のバランスが整うことで、外部からのアレルギー物質に対し、炎症を抑える効果があり、アレルギーへの効果が期待できるということなのです。その他にも、このフコイダンは水溶性の食物繊維でもありますから、腸内で善玉菌に働きかける整腸作用も持ち合わせています。

また、体内へ摂り入れられたフコイダンは、胃の粘膜を保護する働きもあるとされ、例えばピロリ菌などを体外へと排出させたり、粘膜を修復したりするとも考えられているのです。そしてよく言われるのが、ガンに対しての効果です。マウスでの実験で抗ガン作用があるとされていますので、これから人に対してどういった効果があるのか、研究が進んでいます。このように、フコイダンには大きな可能性が多く詰まっていて、将来的にもっと大きな発見があるかもしれません。